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2026.03.28

銅像修復・クリーニング・台座新規製作・屋内移設工事

依頼内容

施工内容銅像(ブロンズ像)撤去・クリーニング・塗装・銅プレート修復・木製台座新規製作・屋内設置
ご依頼主大日本塗料 株式会社 本社様
地域大阪府大阪市
サイズ銅像 70cm高・台座120cm高
仕様台座メラミン仕様/木製
施工期間約2ヶ月
金額970,000円

【施工事例】屋外ブロンズ胸像の修復・クリーニングと屋内オフィスへの移設工事

御影石台座から現代的な白大理石調台座へ。腐食除去と表面再生で、企業のシンボルを次世代へ繋ぎます。


1. 修復前の状態と課題

長年屋外に設置されていた人物胸像は、過酷な環境により深刻なダメージを受けていました。株式会社クマダでは、単なる表面改修にとどまらず、構造的な健全性を取り戻すための処置を優先しました。

  • 表面の劣化: 厚い緑青(ろくしょう)が全体を覆い、造形の詳細が不明瞭に。
  • 接合部の腐食: 御影石台座との接合部に電食が発生。剥離が顕著で落下の危険性もありました。
  • 内部の蓄積汚れ: 銅像底部の空洞に、長年の腐食粉と土砂が堆積していました。

2. 専門技術による修復プロセス

作品の品格を損なわないよう、工房にて以下の精密な修復作業を実施いたしました。

① 慎重な解体と搬入

銅製の銘板・碑文プレートを保護しながら取り外し、本体を台座から分離。腐食が激しい固定部分は、専用工具を用いて本体を傷つけることなく丁寧に抽出しました。

② 洗浄と旧塗膜の完全除去

経年劣化による旧塗膜と頑固な汚れを洗浄・除去。銅像本来の地肌を整え、再塗装に最適な下地を作ります。

③ 深みのある緑青色の再現

本体・銘板・プレートすべてに均一な塗装を施しました。ブロンズ像特有の「深みのある緑青色」を取り戻し、美術品としての重厚感を再生させています。


3. 移設先の空間に調和する新台座のデザイン

移設先となる現代的なオフィス空間に合わせ、台座の意匠を一新しました。

項目 内容
新台座の素材 木製(白大理石調仕上げ)
固定方法 真鍮製固定金具を新調し、確実な耐震固定を実施
デザイン効果 白い台座とブロンズ像のコントラストによる品格の向上

4. 施工完了:長期保存と資産価値の維持

屋内(オフィス廊下)への移設により、今後の雨風や紫外線による経年劣化を大幅に抑制することが可能となりました。訪問者を迎える象徴的な空間として、品格ある仕上がりを実現しています。