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2025.02.21

数珠をつける意味とマナー完全ガイド!基本から選び方まで

身近な方の供養や法事に出席する機会が近づいてきて、数珠の使い方や作法が気になっていませんか。先祖供養や仏事への関心は年々高まっているものの、普段から仏教に親しむ機会が少ない方も多いと思います。

「数珠の正しい持ち方がわからず、いつも周りの方の様子を見ながら真似をしている」「せっかくの供養の場で、作法を間違えてしまわないか不安」といった声をよく耳にします。

このような不安を解消するためには、数珠をつける意味や基本的なマナーを事前に理解しておくことが大切です。数珠は単なる装飾品ではなく、故人を供養する大切な仏具であり、正しい知識を身につけることで、より心を込めた供養ができるようになります。

この記事では、数珠の歴史的な意味から実践的な使い方まで、初めての方にもわかりやすく解説していきます。数珠の選び方や普段の取り扱い方についても触れていますので、これから仏事に参加される方の不安解消に役立つ情報をお届けします。

数珠をつける意味と基本マナー

数珠をつける意味とマナー

数珠は仏教において欠かせない重要な仏具であり、阿弥陀様への祈りを捧げる道具として大切な意味を持っています。お釈迦様の教えを形にした数珠には、108個の珠が連なっており、人間の108の煩悩を象徴する深い意味が込められています。

数珠をつけることは、先祖供養や自身の心の安寧を願う大切な行為です。宗派によって形状や持ち方に違いがありますが、基本的には合掌の際に両手に優しく包み込むように持つのが正しい作法となっています。数珠を丁寧に扱うことは、仏様や先祖への敬意を表す大切な心遣いだと覚えておきましょう。

数珠の由来と正しい読み方

数珠は古代インドのバラモン教で使用されていた祈祷具が起源とされています。紀元前から瞑想や祈りの際に使用され、その後仏教とともに中国を経て日本に伝来しました。

「数珠」という言葉には2つの読み方があります。一般的には「じゅず」と読みますが、仏教の正式な場面では「ねんじゅ」と読むことが多いのです。「ねんじゅ」という読み方には、仏様の名号を念じる(唱える)という意味が込められています。

数珠の形には深い意味が込められており、主に3つの要素で構成されています。

  • 親玉:仏様を表す最も大きな玉
  • 珠(つぶ):108の煩悩を表す小さな玉
  • 房:仏様の慈悲を表す飾り

特に108個の珠には、人間の持つ108種類の煩悩を数えるという象徴的な意味があります。一つ一つの珠に触れながら念仏を唱えることで、心を清める効果があるとされてきました。

現代では、祈りと供養の道具としてだけでなく、心を落ち着かせるための瞑想の補助具としても活用されています。数珠に触れることで心が静まり、精神を集中させやすくなる効果も期待できます。

日本に伝来してからは、各宗派がそれぞれの教えに合わせて数珠の形を発展させていきました。宗派によって玉の数や材質、持ち方が異なるのは、このような歴史的背景があるためです。

このように数珠は、単なる装飾品ではなく、仏教の教えと深い精神性が込められた大切な仏具として、古くから人々の心の支えとなってきました。

宗派による数珠の種類と選び方

日本の仏教には様々な宗派があり、それぞれの教えに基づいて数珠の形状や材質が異なります。宗派ごとの特徴を理解することで、より意味のある供養を行うことができます。

浄土真宗では二輪の数珠を使用し、親玉を中心に左右対称の形状が特徴です。真言宗では108個の珠を持つ一輪の数珠を用い、天台宗も同様の形式を採用しています。曹洞宗では円環状の一輪の数珠を使用することが一般的です。

各宗派の数珠の特徴は以下のとおりです。

宗派珠の数特徴
浄土真宗親玉2個を含む二輪式で左右対称
真言宗108個一輪式で房が太め
曹洞宗112個一輪式で房が細め
日蓮宗108個星月菩提樹が一般的

数珠を選ぶ際は、まず自身の所属する宗派を確認することが大切です。また、宗派が不明な場合は、菩提樹の実でできた素材を選ぶと無難です。菩提樹は仏教との縁が深く、どの宗派でも使用できる材質とされています。

材質については、木製や水晶、琥珀など様々な種類がありますが、初めて数珠を持つ方は扱いやすい木製がおすすめです。特に星月菩提樹は丈夫で手になじみやすく、価格も手頃なため、多くの方に選ばれています。

宗派に合った数珠を選ぶことは、先祖供養をより意味のあるものにする第一歩となります。普段から丁寧に扱い、大切な仏具として心を込めて使用することで、より深い供養の心が育まれていくでしょう。

数珠をつけるときの正しい持ち方

続くセクションの「数珠をつけるときの正しい持ち方」について、PREP法に沿って記述いたします。

数珠は両手で丁寧に持ち、決して振り回したり遊び道具として扱ったりしてはいけません。この基本を踏まえた上で、正しい持ち方を身につけることで、より厳かな供養の場を作ることができます。

正しい持ち方が重要なのは、数珠が仏様との大切な縁を結ぶ仏具だからです。特に法要の場では、作法を守ることで、故人への想いをより深く伝えることができます。また、周りの参列者への配慮にもつながります。

具体的な持ち方の手順は以下の通りです。

  • 左手の中指に輪をかけ、親指と人差し指で親玉を軽く挟みます
  • 右手で数珠の向こう側を優しく包み込むように持ちます
  • 両手を合わせる際は、数珠が自然と手の間に収まるようにします

合掌の際は数珠を強く握りしめすぎないことが大切です。柔らかく包み込むような気持ちで持つことで、自然と丁寧な動作が生まれます。また、手から離れないよう、左手の中指に数珠を軽く引っかけておくと安心です。

このように、数珠は仏様への祈りを捧げる大切な仏具として、常に丁寧な心持ちで扱うことが基本となります。正しい持ち方を意識することで、より心のこもった供養を行うことができるでしょう。

数珠を使う機会と注意点

Prayer beads_05

数珠は日常生活から法事まで、様々な場面で使用される大切な仏具です。特にお葬式や法事では、故人を追悼する際の必需品として欠かせない存在となっています。正しい作法を知ることで、より丁寧な供養を行うことができるでしょう。

普段使いの数珠も増えていますが、決して装飾品として扱うのではなく、仏様への敬意を忘れずに身につけることが大切です。また、数珠は個人の祈りの道具であり、むやみに他人に貸し借りすることは避けたほうが良いとされています。使用時のマナーや禁忌を知ることで、大切な仏具として適切に扱えるようになりましょう。

お葬式や法事で数珠を使うときのマナー

お葬式や法事で数珠を使う際は、仏様や故人への敬意を表すための所作が重要となります。法事の場で品位ある振る舞いができるよう、基本的なマナーを事前に確認することをおすすめします。

合掌の際は両手の親指を胸の位置で合わせ、その上に数珠を優しく掛けます。この時、右手に輪を通し、左手で房を持つのが基本的な作法です。数珠を持つ位置は胸の前で、腕は自然な形で構えましょう。

お焼香の手順は以下の通りです。

  • 右手で数珠を持ちながら、左手で香を3回取る
  • 合掌して1回お辞儀をする
  • お焼香後は再び合掌し、深いお辞儀をする

また、数珠は床に付けたり、ぶらぶらと揺らしたりしないよう注意が必要です。数珠は供養のための大切な仏具ですので、丁寧に扱うことを心がけましょう。

法事の最中、読経が始まったら、数珠を両手で持って静かに念じます。この時、数珠を強く握りしめすぎたり、大きな音を立てたりしないよう配慮しましょう。

仏事の場では、周囲の方の動きをさりげなく観察し、集団での作法に従うことも大切なマナーの一つです。不安な点があれば、事前に僧侶や経験者の方に確認することをおすすめいたします。

日常生活で数珠を身につけるときの心得

数珠を日常的に身につける際は、まず仏具としての尊厳を保つことが最も重要です。ファッションアイテムとしてではなく、心を落ち着かせ、仏様への感謝の気持ちを表す道具として扱いましょう。

腕や手首に巻く場合は、右手首に装着するのが一般的です。左手首への装着を避けるのは、不浄を連想させる左側を避けるという仏教の考えに基づいています。また、腕時計と同じ手首につけることは避け、数珠が傷つかないよう配慮が必要です。

数珠を身につける際は、以下のような場所や状況での使用を控えることが望ましいとされています。

  • トイレや入浴時
  • 飲食をする場面
  • スポーツや激しい運動をする時
  • 調理や掃除など、数珠を傷める可能性がある作業

普段使いの際も、数珠を乱暴に扱ったり、投げたり落としたりしないよう心がけます。特に食事の際は外して保管するなど、丁寧な扱いを心がけましょう。

また、数珠には宗派による違いがありますので、自身の所属する宗派に適した数珠を選ぶことも大切です。日常的に身につける場合は、比較的小ぶりで扱いやすい物を選ぶと良いでしょう。

身近な仏具として数珠を活用することで、日々の生活に感謝と追悼の気持ちを取り入れることができます。ただし、あくまでも仏具としての意味を理解し、敬意を持って扱うことを忘れないようにしましょう。

数珠の貸し借りに関する禁忌

数珠は個人の祈りの道具であり、他人との貸し借りは原則として避けるべきとされています。これは、数珠には持ち主の念や想いが宿るという考えがあるためです。

特に、仏事の際に数珠を忘れてしまい、その場で人から借りることは極力控えましょう。もし数珠を持参し忘れた場合は、僧侶や寺院に相談するのが適切な対応となります。多くのお寺では、このような事態に備えて貸出用の数珠を用意しています。

数珠の貸し借りに関する禁忌として、以下のような点に特に注意が必要です。

  • 故人が使用していた数珠は、供養のために仏壇に供えるか、お寺に納めることが望ましい
  • 数珠を借りた場合は、必ずお清めをしてから返却する
  • 他人の数珠に無断で触れることは避ける

ただし、家族間での受け継ぎは例外とされています。先祖代々受け継がれてきた数珠には、家族の想いや歴史が込められているため、大切に引き継いでいくことが推奨されます。

万が一、数珠を借りる必要が生じた場合は、必ず持ち主の許可を得て、借用後は丁寧にお清めをしてから返却するようにします。お清めの方法については、お寺で相談するのがよいでしょう。

なお、新しい数珠を購入する際は、必ずお寺で供養してもらってから使用を始めることをおすすめします。これにより、数珠本来の役割であるお仏様との繋がりを深める道具として、より良い状態で使用することができます。

数珠の選び方とメンテナンス

数珠の選び方とメンテナンス

数珠は長く大切に使い続けたい仏具ですので、自分に合った品選びとこまめなお手入れが欠かせません。用途や好みに応じて選べる数珠の種類は豊富で、材質や玉の大きさ、房の形状などによって使い心地が大きく変わってきます。

日々のお手入れと適切な保管を心がけることで、数珠本来の美しさと品格を保つことができます。特に汗や埃は数珠を傷める原因となりますので、使用後は柔らかい布で丁寧に拭き取り、専用の巾着や箱に入れて保管することをおすすめします。

男女別・用途別の選び方のポイント

数珠は使用目的や性別によって適切な選び方が異なります。お葬式や法事など、大切な仏事の場で使用する数珠は、特に慎重に選ぶ必要があります

男性向けの数珠は22玉か27玉が一般的で、黒檀や縞黒檀などの落ち着いた色味の素材を選ぶことが多いです。女性向けは主に天然石や水晶を使用した明るめの色調で、玉数は小ぶりな108玉や54玉が好まれます。

用途別の選び方も重要なポイントになります。

    • お葬式用:黒檀や紫檀などの黒や茶系の落ち着いた色合い
    • 普段使い:水晶や天然石など、柔らかな印象の素材
    • 法事・お参り:木製や天然石で、宗派に合わせた玉数のもの

特に初めて数珠を購入する方は、まず宗派を確認することをおすすめします。宗派によって好ましい玉数や形状が決まっているため、事前に確認しておくと失敗が少なくなるでしょう。

珠の大きさは手の大きさとのバランスを考慮して選びましょう。大きすぎると扱いづらく、小さすぎると存在感が薄れてしまいます。通常、男性は10ミリメートル前後、女性は8ミリメートル前後の珠径が使いやすいとされています。

また、数珠選びでは、適度な重量感があるものを選ぶことをおすすめします。軽すぎると祈りを捧げる際の存在感が薄れ、重すぎると長時間の使用が困難になってしまいます。

予算に応じて素材を選ぶことも大切です。高価な素材でなくても、丁寧に扱い、清らかな心で使用することが最も重要なポイントとなります。普段使いの数珠は、自分の心が落ち着く色や素材を選んでみてはいかがでしょうか。

数珠の材質と房の種類

数珠の材質と房の種類について、重要なポイントを詳しくご説明いたします。

数珠の材質は、その用途や使用する方の好みによって様々な選択肢があります。代表的な材質として、木製の数珠では紫檀や白檀が古くから親しまれており、特に白檀は芳香性があるため心を落ち着かせる効果が期待できます。

自然素材では、水晶やメノウ、琥珀なども人気があります。水晶は浄化の力があるとされ、清らかな祈りを捧げる際に適していると言われています。一方で、お葬式などの法要では、黒檀やジェット(黒玉)などの黒い材質の数珠を選ぶことが望ましいでしょう。

材質を選ぶ際は、以下の点に注意を払うと良いでしょう。

  • 宗派の作法に合っているか
  • 使用目的に適しているか
  • 扱いやすい重さか
  • アレルギー反応が出ないか

房の種類は、色や形状によって意味が異なります。一般的な房色は、紫、茶、灰などの落ち着いた色調が好まれます。特に紫房は最も格式が高く、お葬式や法事での使用に適しているとされています。

房の形状は大きく分けて、ordinaly房(一般的な房)、二色房(2色を組み合わせた房)、かがり房(華やかな装飾を施した房)などがあります。日常的な使用であれば ordinaly房で十分ですが、特別な法要の際はかがり房を選ぶこともあります。

なお、房には仏様の慈悲を表す大切な意味が込められているため、むやみに触ったり遊んだりすることは避けましょう。また、房が傷んできた場合は、専門店で修理することをお勧めします。

材質と房の組み合わせによって、数珠の印象は大きく変わります。たとえば、黒檀に紫房を合わせると厳かな雰囲気に、白檀に茶房を合わせると優しい印象になるといった具合です。用途や好みに応じて、ふさわしい組み合わせを選んでみてください。

お手入れの方法と保管方法

大切な仏具である数珠を長く使い続けるためには、適切なお手入れと保管が欠かせません。日々のケアを通じて、数珠への敬意を表しながら、その価値を保ち続けることができます。

数珠は汗や皮脂、ホコリなどで徐々に汚れが付着していきます。定期的なお手入れとして、乾いた柔らかい布で優しく拭いてあげましょう。木製の数珠は特に湿気に弱いため、使用後は必ず乾いた布で水分を拭き取ることが大切です。

汚れが気になる場合は、薄めた中性洗剤を布に含ませて軽く拭き、その後きれいな布で洗剤を拭き取ります。ただし、水に浸けたり強くこすったりすると、糸が緩んだり珠が傷ついたりする可能性があるので注意が必要です。

水晶や琥珀などの宝石類でできた数珠は、専用のクリーナーを使用することをおすすめします。天然素材は傷つきやすいため、力を入れすぎずに優しくケアを行いましょう。

保管時は、専用の数珠入れや巾着袋に入れて、高温多湿を避けた場所で保管します。直射日光も避け、できるだけ風通しの良い場所を選びましょう。他の装飾品と一緒に保管すると傷つく可能性があるので、単独での保管が望ましいです。

房が絡まってしまった場合は、無理に引っ張らず、優しくほぐしてあげることが大切です。房の状態が悪くなってきた場合は、専門店での修理を検討してみてください。

日々のお手入れと丁寧な保管を心がけることで、数珠は長く美しい状態を保ち、心を込めた供養の道具として活用し続けることができます。

まとめ

まとめ

数珠をつける意味や作法について、基本から実践的な内容まで幅広く学んできました。数珠は仏教の大切な仏具であり、故人を供養する際になくてはならないものです。

正しい知識を身につけることで、お葬式や法事での不安が解消され、より丁寧な供養ができるようになります。特に、宗派によって数珠の種類が異なることや、つける際の作法を理解しておくことが重要でしょう。

日常生活で数珠を身につける際も、装飾品としてではなく、仏具としての意味を意識することが大切です。数珠の貸し借りは避け、丁寧なお手入れを心がけましょう。

これらの知識は、突然の法要への参列時にも役立ちます。ご自身の宗派に合った数珠を選び、正しい作法で使用することで、より心のこもった供養ができるはずです。

まずは自分の宗派を確認し、適切な数珠を選ぶところから始めてみてください。そして、普段から丁寧な扱いを心がけることで、いざという時に慌てることなく、故人を供養することができます。

クマダの供養処分では、お引き取りさせて頂いた仏壇や位牌にお経を上げております。
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